福岡医療短期大学専攻科(口腔保健衛生学専攻)
歯科診療の現場では、歯科衛生士が口腔疾患の予防処置や保健指導を主体的に実施するケースが増えており、患者とのコミュニケーション能力や、病態や予防法を分かりやすく説明するプレゼンテーション能力、多様な臨床例に対応できる問題解決能力、臨床データの情報処理能力や科学的思考力などが求められている。
また、高齢患者や障害を持つ患者に対応するためには、口腔介護の知識と技術のほか、全身疾患の知識や社会福祉に関する知識、看護や介護の精神を学ぶことも必要である。
本専攻科では、これらの知識、技術や能力を修得させるために、歯科衛生学科の3年間に学んだ基礎的知識と技術の上に、さらに専門的知識と高度な技術を教授し、応用能力を備えた歯科保健医療の指導者となり得る、専門性と資質の高い口腔保健学を学ぶ事を目標とする。
また、本科は独立行政法人 大学評価・学位授与機構より日本で初めて口腔保健衛生学の認定専攻科に認定されており、歯科衛生士の学問的レベルの向上のため、専攻科で学んだ学修成果をまとめて口腔保健学士の取得も目標としている。
「口腔保健学」は、独立行政法人大学評価・学位授与機構に学位を申請する専攻分野として、新た福岡医療短期大学の専攻科(平成11年度開設、定員10名)は、全国に先駆けて、口腔保健衛生学の専攻科として独立行政法人大学評価・学位授与機構の認定を受け、平成20年度から新たなスタートを切りました。
同専攻科では、口腔保健管理学、先端臨床歯科学、口腔介護特論、健康の科学、社会保障特論、老人・障害者福祉論、情報処理演習、英会話等の授業のほか、福岡歯科大学医科歯科総合病院や介護施設での臨床実地や専攻研究を通して、新時代の歯科衛生士のリーダー養成を目指します。
専攻科を修了し、論文審査と小論文試験に合格すると「学士」の学位が授与されます。
これにより、国内外の大学院への進学が可能となり、自己のキャリアアップのほか、口腔保健衛生学分野の充実に大きな影響を与え、ひいては、国民の口腔衛生の向上に寄与することが期待されます。
また、高等教育機関や医療現場、公的機関は、教育や臨床現場で活躍している歯科衛生士がキャリアアップできる環境を整備することが求められています。
全国初!短大に“口腔保健学士”の認定専攻科スタート
1)口腔保健衛生学は、「口腔保健学」の中の歯科衛生士の専攻区分を示します。
「口腔保健学」は、独立行政法人大学評価・学位授与機構に学位を申請する専攻分野として、新た行政法人大学評価・学位授与機構が認定する専攻科は、福岡医療短大の“専攻科歯科衛生学専攻”のみです。
2)平成20年4月より、独立行政法人大学評価・学位授与機構に、「学士(口腔保健学)」の学位授与制度が新設されました。
これにより、歯科衛生士課程(3年制)の短期大学卒業者や専門学校修了者が、同機構の認定する専攻科(1年制)等で単位を取得後、審査に合格すれば、4年制大学卒業と同じ「学士」の学位を申請できるようになりました。これまでは、歯科衛生士独自の専攻分野がなく、他の分野で「学士」の取得を目指すしかありませんでした。
3)歯科衛生士を養成する短大は全国に14校あり、そのうち3校に専攻科が設置されています。
独立行政法人大学評価・学位授与機構が認定する専攻科は、福岡医療短大の“専攻科歯科衛生学専攻”のみです。
独立行政法人 大学評価・学位授与機構は、短期大学や高等専門学校を卒業、あるいは一定の要件を満たす専修学校専門課程を修了するなど、既に高等教育機関において一定の学習を修めた後に、さらに大学の科目等履修生制度などを利用して高等教育レベルの学習を積み上げた者に対して、審査の上で学士の学位を授与しています。
<参考>